~私の好きな料理本 その2~
~私の好きな料理本 その1からの続き~
20年前、NY
コルドンブルー代官山校を卒業直後に夫について一度目の渡米。暇を持て余していた若きワタシはマンハッタン、大型書店Barns & Noble に入り浸っていました。
家が主役の本がたくさん。自分の家をどう快適にアレンジしていくか、家族皆が大好きな家にするにはどうしたら良いか、、という本がとても充実していました。
特にマンハッタンにもいくつもの立派な、それは立派なインテリアショップを経営していた、
Peri Wolfman and Charls Gold
のA Place for Everything
は私のバイブルです。まだ自分の家も持っていませんでしたから、それはもう夢が膨らみます(笑)
この本で<家>という場所に、沢山の別世界を見ました。あの胸の高鳴りは忘れられない。
10年後に再度の渡米。郊外の友人宅を訪問するとこの夢の通り、いえ、それ以上のお宅とキッチン、リビングルーム、、、衝撃でした。
ただ飾り立てられているだけではない、整理整頓されているだけではない、温かみのあるインテリア、よく考えられた家族それぞれのスペース、スペシャルな季節にはお母さんの全精力をかけてのデコレーション。そしていつもそれらを美しくキープする持続力!
そうなんです。持続力。常に、本当に常に整理整頓 いつどんなお客様が訪問してもベッドルームまで見せてあげられるというのは、なかなか難しいものです。
こちらも同じくPeri Wolfman and Charles Gold
によるカトラリーの本。
FORKS NAIVES & SPOONS
アメリカンアンティークといっても歴史は浅いわけですが、様々な国の歴史を背負って皆さんいらっしゃるのです。だから面白い。
そして、私たちには親近感を覚える気取らない温かさがあります。それはカトラリーだけではなく、ガラス食器などにも現れていますよね。
次ページがわかるくらいに読みました。
今でもわたしのキッチンと家の中は、この2冊がベースとなっています。
なかなか日本の住宅事情ではそのまま参考にするとはなりませんが、こうありたい、と思い続ける何かがあるのは良いものです。
我が家のアイデンティティ。
共に洋書、絶版で申し訳ありません。
あらためてワクワクドキドキ。良本は永遠に新しく刺激的です。
その3に続く